こんにちは、ままです。
前回、脱髄は治るのか?ということについて、私が調べた情報を書きました。
その過程でみえてきた、腸内環境と多発性硬化症の関係について整理していきたいと思います。
■健常者と多発性硬化症罹患者の腸内環境の違い
実は、健常者と多発性硬化症罹患者では、腸内細菌の状態が有意に異なるとする研究科結果は意外と多く見つかります。
具体的な差異については研究結果毎に異なる(着目している菌が異なる)のですが、共通して見えてくるのは、「酪酸」というキーワード、次いで「プロピオン酸」というキーワードが多い印象です。
「酪酸」や「プロピオン酸」は腸内で生成される物質ですが、多発性硬化症罹患者はこの生産能力が低いようです。
このため、「生活習慣病ではないか」という声も聞こえてきています。
もし、腸内バランスの乱れにより多発性硬化症が発症するのであれば、
・洋食化による肉食文化の流行⇨「近年罹患者が急増している」
・ストレスのピーク⇨「30代で発症する人も多い」
・女性ホルモンの影響により便秘になりやすい⇨「女性に多い」
という特徴とも整合しそうに思います。
■腸内環境が乱れたら多発性硬化症になるということ?
「腸内環境が乱れるとみんな多発性硬化症になるのか?」といえば、そうではありません。多発性硬化症は免疫にかかわる遺伝的な疾患とする研究もあります。これを踏まえると、腸内バランスが崩れた結果、免疫系に影響が生じ、その結果として個人差により脱髄まで至るという事なのかも知れません。
簡単に言えば、多発性硬化症のスイッチを持っている人と持っていない人がいる。そしてスイッチを持っている人は不摂生な生活(腸に悪い生活やストレスの多い生活)をしているとスイッチがオンになる。
・・・ということですが、ここは完全に素人の私見になりますので、これ以上の言及は避けたいと思います。
■腸内環境を整えたら多発性硬化症は治る?
実際にマウスの実験や臨床研究において、腸内環境の改善により多発性硬化症が改善するという記事を見かけますが、まだ数が多くありません。
そのため、腸内環境を整えれば多発性硬化症は治るのか?という問いに対して「完治」は不明であり「改善」においても断定できません。医学の世界では何ら語られていないのです。
しかし、腸内環境と多発性硬化症の関連を扱った研究記事は多く、研究の世界ではエビデンスが積み上げられており、可能性は期待できる状況にあると感じます。
いずれにしても、多発性硬化症への効果云々は抜きにしても、腸内環境を整えることのメリットは数多く語られています。このため、多発性硬化症の改善に期待してもしなくても、腸活は大変有意異議で、取り組むべきことではないでしょうか。
それでは今回はこのへんで。
次回は私が実践している、ゆるっと腸活について整理してみたいと思います。
・・・いつ書けるか分からないですが(笑)
<参考文献>
・多発性硬化症(MS)の進行・増悪に関連する腸内細菌叢・腸内環境の変化を解明
https://www.ncnp.go.jp/topics/2020/20200825j.html
・多発性硬化症:生活習慣病仮説と腸内細菌叢
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnt/37/6/37_S131/_article/-char/ja/
・腸内細菌が中枢神経系炎症を促進する仕組みを解明
https://www.amed.go.jp/news/release_20200827-01.html
